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ようやく到着しました映画『武俠梁祝(劍蝶)』DVD。
やっぱり気になるので、仕事を放り出して見てしまいました(汗)。

感想は……
まず映像が綺麗で、ロマンティック。
吳尊も綺麗(笑)、胡歌が可哀想、阿Saは可愛い。


それ以外のネタバレを含む感想は以下で。



見終わった後、まず思ったことは、103分という時間は、このストーリーを展開するには少しばかり短すぎたんじゃないかということ。
梁仲山(吳尊)と祝言之(阿Sa)が互いに心惹かれていく部分も、もっときちんと描かれていれば良かったのにと思わずにいられませんでした。
夢という形で描かれる前世(梁山伯と祝英台)の記憶が互いを引き寄せ合ったというのはわかるのですが、前世とは関わりなく、今の仲山と言之もお互いに惹かれ合っていたはず。
その部分にもう少し説得力があれば、前世と同じ悲劇に終わる彼らの姿がもっと胸に迫ったのではないかと思います。
本音を言えば、折角、生まれ変わりという設定にしたんだから、せめて彼らにはハッピーエンドを用意してあげて欲しかったんですけど。

そして、説明不足を最も強く感じたのが胡歌扮する馬承恩に関して。
馬承恩は幼馴染みである言之をずっと愛してきて、彼女のために多くの犠牲を払ってきた、そこがきちんと描かれていて初めて、彼の悲劇性が伝わってくるはず。
彼は言之のために、本来ならきっと犯したくなかったはずの罪を犯し、彼女の家族を守ったのですが、そうせざるを得ないほどに彼女の家族が追い詰められていたことが伝わってこないんですね。
だから馬承恩が彼らを守るために、残されたただ1つの道を選ばざるを得ないほどに追い詰められていたとも思えない。
そのため、ただ彼女のためにそれだけの犠牲を払ったのに、その心が彼女に通じず、結局、どんな手を使ってでも彼女を手に入れようとした彼の思いが、ただの独りよがりで身勝手で、わがままな愛情としか思えず、馬承恩自身も愚かで身勝手な人物に見えてきてしまって残念でした。
胡歌贔屓の私は、そこを自分で勝手に補って、こんなに頑張っているのに報われない承恩が可哀想(涙)……と思いながら見ていたのですが ^^ 。
折角、胡歌がただの悪役ではない馬承恩を描き出そうとしていたのに、それが充分に伝わっていない気がして残念でした。

とは言っても、キャストのそれぞれがとても魅力的で、映像の美しさもあって、楽しめる1作ではありました。
武俠ものには初挑戦だった吳尊も頑張ってましたね。
最後の胡歌との一騎打ちのシーンは迫力ありました。
身体の切れは、やはり慣れている分、胡歌の方に分があったように思いますが、でも形の綺麗な動きはさすがでした。
哈林がまた、哈林らしい役を楽しんでいましたね(笑)。
とてもよく似合っていました。
他のキャストも豪華で、楽しかったです。
吳尊が好きなら、吳尊を見るだけでも充分に価値がある作品だったのではないでしょうか。
胡歌も、やっぱり良かったですし。

私は『梁祝』の話は好きではなくて、特に何もしないでただ嘆いてばかりの梁山伯にうんざりする方なので、この映画の梁仲山の描き方は気に入っています。
ただ……、仲山、もう少し頭を働かそうよ……と、ちょっとそう思ってしまいました(汗)。
哈林が調合した薬で仮死状態になって、また意識を取り戻すっていうシーンがあるんですよね。
彼もそれを見ていたのに、少しくらい「もしかして……」って思いませんか?
もっとも、そんなことを言っていたら、映画にはならないわけですが(笑)。

そして、特典ディスクのメイキングも興味深かったです。
アクションシーンの多い映画のキャストの苦労を改めて実感しました。
頑張っていた全てのキャストとスタッフに、「お疲れさまでした」と言いたくなりました。

國語と粵語の2つの言語が収録されていますが、吳尊と胡歌メインの私は勿論、國語で。
チラッと見た粵語ver.の2人の吹き替えが似合ってなくて面白かったです。
吳尊や胡歌の口から出てくる広東語って、すごく違和感がありますが、変に面白いんですよね。
逆に阿Saは広東語の方がやはり自然で良いんですけど。
難しいところです。

いろいろ言っていますが、最後に1人残され崩れ落ちている胡歌のシーンと、2人のラストシーンでは思わず涙が出そうになったりして(笑)。
ということで、気に入っています、この映画。

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●Thanks Comment
『武俠梁祝』 
こんばんは!

同じくらいの日に私の手元にも届いたのですね♪
私も早速見ました!

映像がすごい綺麗で、戦うシーンのアクションの統一感も感動ものでした!
お話の内容はというと・・・
小穂さんが仰るように、短い時間に無理に合わせすぎているなという感じを受けました・・・
所々、端折ってしまっている感じがすごいしました・・・。

>胡歌贔屓の私は、そこを自分で勝手に補って、こんなに頑張っているのに報われない承恩が可哀想(涙)……
>と思いながら見ていたのですが ^^ 。

私も胡歌贔屓なので(笑)、同じでした。
どういう思いでこういう行動をしたのかをもう少し詳しく描いてくれれば・・・と。

>哈林が調合した薬で仮死状態になって、また意識を取り戻すっていうシーンがあるんですよね。
>彼もそれを見ていたのに、少しくらい「もしかして……」って思いませんか?

思いました!!!笑
良い雰囲気で見ていたのに、思わず突っ込みたくなりました(笑)
えー!どうして???と・・・(笑)

最初の方の言之を助ける為に吳尊と胡歌二人で戦うシーンと、最後の二人の決闘シーンでは、やはり胡歌のキレのある動きに
目が行ってしまいます!
吳尊も好きですが、やはり胡歌贔屓なので(笑)、あの迫力と動きのキレはさすがだなぁと。。。
演技自体も、吳尊が少しぎこちなく感じてしまう分、胡歌の迫力ある演技が素敵で、大満足でした。

>そして、特典ディスクのメイキングも興味深かったです。

吳尊はスタントではなく自分で危険なアクションも行っていたと聞いてはいたのですが、実際に映像を見るとすごいですね!

それに、アクションシーンの短い場面でも、動きを綺麗に撮る為、細かく時間をかけて丁寧に撮っていてビックリしました。
出演者、スタッフ全員の頑張りがものすごく伝わってきました。

>吳尊や胡歌の口から出てくる広東語って、すごく違和感がありますが、変に面白いんですよね。
>逆に阿Saは広東語の方がやはり自然で良いんですけど。

私も国語の方で見ました。
メイキングを見ると、お互いが違う言語でしゃべってましたね!
『仙剑3』の撮影風景の動画を見たときも思いましたが、言葉の壁がある中で、あれだけの演技ができるなんてすごいなあと本当に感心してしまいます。
それがプロということなんでしょうけど、すごいですよね。
ちろ 2009/01/11(Sun)18:53:26 EDIT
胡歌、良かったですよね〜
ちろさん、こんばんは!
ちろさんのお手許にも同じくらいのタイミングで到着されたんですね。
入荷のタイミングが同じだったんでしょうか(笑)。
もっと早く到着するかと思っていましたのに、随分待たされましたね。
こうなると、やっぱりすぐに見てしまいますよね(笑)。

映像は予想以上に綺麗でしたね。
吳尊と胡歌の最後のシーンでのあのお祝いの赤い色がとても印象に残りました。
アクションシーンも、流れるような動きで描かれていて、素晴らしかったですね。

お話の方は、もう少し長い時間をかけてじっくり描いてくれていれば、もっと感動的な作品になっただろうにと思ってしまいました。
>所々、端折ってしまっている感じがすごいしました・・・。
そうなんですよね。
説明不足のまま、強引に話を進めてしまっているような気がしてしまいました。

吳尊も好きですが、でも胡歌贔屓のちろさんや私にとっては、承恩の描き方にどうしても納得行かない部分がありましたね。
>どういう思いでこういう行動をしたのかをもう少し詳しく描いてくれれば・・・と。
そうなんですよ、胡歌はちゃんと彼の内面を考えた上での演技をしていたのに、その背景についての描写が充分とはいえないので、映画そのものからは今ひとつ、彼の苦悩が伝わってこないんですよね。
だから彼の怒りも悲しみも痛みも、上滑りしてしまっているように思えてしまいました。
胡歌贔屓としては、そのあたり、足りない部分を補うために、行間を読みまくって(笑)、彼の苦悩に共感していたのですが。
でもそういう勝手な想像力を膨らまさなくても、ちゃんと伝わるように描いて欲しかったですね……。

仲山のお馬鹿さん(笑)、ちろさんも突っ込みたくなられましたか!
ちょっといけませんよね、あれは。
彼がもう少し頭を働かせていたら、ハッピーエンドになったかもしれないのに。
でもそうすると胡歌もとい承恩1人が可哀想、という結果になってしまうので、ちょっと嫌ではありますが。

冒頭の言之を助けるシーン、特に胡歌の登場シーンは格好良かったですね。
彼が画面に登場してくると、私も彼の動きに目が釘付けになっていました。
普段の胡歌はあんなですが(笑)、アクションシーンではシャープで、切れのある動きをしますよね。
やはり経験によるものなんでしょうね。
しかも華があるし。
吳尊の場合は重量感というかパワーを感じるのですが、その分、少し動きが重たく感じられましたね。
個性の違いでしょうから、どちらが良いとか悪いということではないと思いますが、私の場合は胡歌に軍配をあげてしまいました。

吳尊も胡歌もどちらも帥哥ですが、吳尊は基本的にお芝居をしているときもその役柄より吳尊の顔が見えちゃう気がするんですよね。
それが魅力的ではあるんですが。
胡歌は、役によって違う顔を見せますよね。
今回も、初めて見る胡歌の顔をたくさん見ることができたように思いました。

ひとつひとつのシーンが、とても丁寧に撮られているのが’メイキングの映像を見ているとよくわかりましたね。
キャストが身体を張っているのを見ると、見る方も大切に見なきゃいけないなという気がしてきます。
吳尊も頑張ってましたよね。
他の若手の俳優さんもみんなそうなんでしょうが、本当に真面目に仕事に取り組む人だなと感心しました。

>メイキングを見ると、お互いが違う言語でしゃべってましたね!
でしたね。
中華圏は不思議ですよね。
國語と広東語で互いにやり取りをしながら撮影が進んだり、韓国の俳優さんもドラマには結構顔を出しますが、そうなると中国語と韓国語でお芝居をしていたり……。
言葉がわからないから大変なはずですが、それでもちゃんと演技が成立しているのがすごいですよね。
違う言葉で話すからこそ、表情や仕草を通して伝えようとする気持ちが強くなって、それが良い効果を上げているのかもしれませんね。
いずれにしても、すごいことだと思います。

胡歌の敵役というのは、ファンとしてはなかなか面白いものでしたが、でもやっぱり彼には幸せな表情をたくさん見せて欲しいので、あまりこういう悲しい役はやって欲しくないな、なんて思ったりもしました。
でも胡歌は悲しい思いをする役が多いですけどね。
『仙劍3』では、最後まで彼の明るい表情を見たいものです。

ちなみに、梁仲山と馬承恩なら、私は承恩を選ぶなぁ……などと、胡歌贔屓丸出しでそう思いながら見ていました(笑)。
胡歌が描き出したかったように、魅力的なライバルでしたよね、承恩。
もちろん、仲山も良かったんですが、少しばかり彼のキャラクターから金庸の『笑傲江湖』の令狐冲を連想して、つい比べてしまっていたような……。
残念ながら(?)、令狐冲の方が圧倒的に魅力的に思えるんですよね、私には……。
で一層、承恩に走ってしまったのかもしれません(笑)。

小穂 2009/01/11(Sun)23:37:53
ご挨拶

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