『戀上你的床』

鄭秀文、古天樂、劉青雲、蔡卓妍が主演の2003年作品。

たまっているDVDの中から引っ張り出したこの映画。
鄭秀文演じる屈小喬は、付き合っていたRAYMOND（劉青雲）と彼の女性関係が原因で別れます。
そして小喬が出会うのが古天樂扮する高志強。

彼は警察のイメージアップのための広告塔。
女性に大人気の彼ですが、実は不能…。
雑誌の記者である小喬は、その噂が真実かどうかを確かめるために彼に近付くんですね。
ところが、ちょっとした勘違いもあったりで、彼女は彼に魅かれていきます。
高志強も彼女が心配で、荷物も持たず、香港から日本まで駆けつけてくるほど、彼女に夢中。
その日本で、彼女は彼が本当に不能であることを知ります。
一方のRAYMOND（何と、判事！）は明るくて奔放な女の子、阿塔（蔡卓妍）と知り合い、彼女に振り回されるうちに、彼女に魅かれていきます。

というようなストーリーですが、ひとつ間違えば、下品になりかねないところを笑いに持っていってるあたり、香港映画らしいなぁと思います。
安心して笑って見られる映画ですね。

メインキャストの４人がそれぞれ魅力的。
鄭秀文も、これまで何作も見ているのですが、取り立てて魅力的だとは思ったことがなかったんです。
でも、今回は可愛いなぁと思いながら見ていました。
でも可愛さならやはり蔡卓妍ですね。
彼女はこういうちょっとお騒がせなキャラが似合いますね。
そして彼女に振り回されるのを楽しんでいる感のある劉青雲。
決してハンサムじゃないのに、色気もあって格好良いです。
古天樂は、生真面目でしっかりしているようでいて、微妙にピンボケないつもの感じがいいですね。

阿塔がRAYMONDに魅かれるあたりが、説明不足でやや唐突な印象があったり、小喬が自分のベッドにあれほどこだわる理由（なぜ眠れないのか）がよくわからなかったり、いろいろとツッコミどころはありますが、そんなツッコミを入れることも香港映画を観る醍醐味だと思っているので、全然問題なし。

そして友情出演の吳君如と梁家輝。
存在感ありすぎです（笑）。
特に梁家輝。
『ラ・マン』の時の美しさはどこへ？（笑）。