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撮影開始時からの話題作でもあった『白色巨塔』が無事に最終回を迎えました。

途中、なかなか見る時間を作れなかったりで、駆け足になったり
まとめ見したりしながらでしたが、なかなか見応えのあるドラマに
なっていたような気がしました。

以下、ネタバレしていますのでご注意ください。

最終回まで見終わった感想は「そう来たか…」(笑)。
原作には無いシーンがいくつも最後に付け加えられていました。
全39話でしたが、37話くらいまでが原作にあるストーリーで
残りは全て付け加えられたものだったような気がします。

制作陣は、言承旭扮する蘇怡華に救いを与えてあげたかったようですね。
言承旭が演じていてさえ、どうしても怡華を好きにはなれなかった私には
原作のまま、怡華が自分が失ったものと得たものの狭間で
きっと虚しさや後悔や悲しみなど、いろいろな感情が入り混じった涙を流す
そのシーンで終わって、それで良かったのではないかと思いますが…。
結局、自らはほとんど手を汚すこともなく、他の登場人物に較べると
痛みや苦しみをさほど経験することもなく、高い地位を手に入れ、
そしてかつての理想を取り戻し、医療に邁進する…なんて、
あまりにも 出来過ぎで、途中までの社会派ドラマから、
ラストだけ、偶像劇になってしまったような、そんな違和感を感じました。

ということで、言承旭は素敵だなと思いながらも、
やはり好きになれなかった怡華に較べ、こちらは
かなりうっとりしてました、戴立忍扮する邱慶成。
もともと原作でも彼の方が好きだったのですが、見事ですね、戴立忍。
いろいろな顔を見せてくれましたが、1人の男性として
魅力のある慶成を演じてくれて、見るのが楽しかったです。
こちらも娘の脳死→ドナーとしての臓器提供、という展開は
無くても良かったと思いますが。

あと、残念だったのが關欣。
怡華に救いを与えるためには必要だったのでしょうが、
原作の彼女の強さが好きだった私としては、怡華への未練が感じられる
別れのシーンは、やはり好きになれませんでした。
ドラマだけだと、彼女がなぜ怡華と一緒にならなかったのか、
わかったようでわからない気がしてしまうんですが……。

それでも原作の持つ世界をかなり忠実に映像化していて
全体には良いドラマになっていたと思います。
原作のイメージがなければ、もっと別の楽しみ方もできるでしょうし
日本で放送されると、言承旭の人気や評価も一層高まりそうですね。
言承旭のお芝居そのものも、一層、上手くなっている気がしましたし
何より、彼の努力が感じ取れる気がしました。


*聯合新聞網にも、最終回に関する記事があります。
 http://udn.com/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT7/3549937.shtml
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●Thanks Comment
無題 
こんばんは~

私は一度も『白色巨塔』を見ていないのですが・・・
旭よりも戴立忍の好演が見ていた方々の中で評判の様です
(決して旭が悪いのでは無いのですけど)
それに
>あと、残念だったのが關欣。
>怡華に救いを与えるためには必要だったのでしょうが、
>原作の彼女の強さが好きだった私としては、怡華への未練が感じられる
>別れのシーンは、やはり好きになれませんでした。
の事も小穂さんと同じように感じている方も多かったです

近いうちに日本でも放送がされるでしょうから(多分/半分期待)
その時に改めて感想を書きたいと思います
でもきっと小穂さんと同じ感想になると思いますが(笑)


Long 2006/10/10(Tue)23:03:30 EDIT
Longさま
こんばんは!

『白色巨塔』、言承旭がダメってことではないんですが
やはり戴立忍の見事な演技を堪能する感じでした。
皆さん、同じようなことを思われるんですね、やっぱり。
この役柄は決して格好良い人というのではないんですが、
足掻きっぷりも含めて、とにかく印象的で素敵でした。
存在感があって、やっぱり良いですね、彼。

勿論、言承旭もすごく頑張っていて、何度もすごく魅力的な表情を
見せてくれて、良かったです。

關欣と怡華の別れのシーンについても、同じように思われる方が
いらっしゃったんですね。
ちょっとホッとしました(笑)。
自分がひねくれてるのかしら、と思ったりしましたので
(いえ、間違いなくひねくれてはいるんですが / 苦笑)。
彼女だけは、最初から最後まで行動の軸がブレなくて、
とても素敵な女性だったんですね。
怡華が魅かれるのも納得ですが、彼女が怡華に未練をあれほど
未練を残していたというのは、ちょっと理解しにくくて。

原作のイメージがかえって、ドラマを素直に見られなくしている部分も
あるんだと思いますが、私としては原作の終わり方のほうが好きでした。

版権は既に買われてますから、そのうちきっと放送されるでしょうね。
その時にLongさんのご感想をお聞かせいただけるのを楽しみにお待ちしています。
小穂 2006/10/11(Wed)01:23:34
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