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GWの四連休もあっという間に過ぎ去ってしまいました。
我が家の辺りは昨日以外はお天気にも恵まれて、行楽には格好の陽気だったはず。
私はすっかり引きこもってましたけど(苦笑)。

引きこもっていたおかげ(?)で、『私の生涯最後のスキャンダル』全16話、最後まで見ることができました(笑)。
久々にチョン・ジュノ熱が再燃しております(笑)。


『頭師父一体』と続編のDVDなどを引っ張り出してきてチラチラ眺めてみたり。
『家門の栄光』の時はそれほどでもなかったのに、『頭師父一体』ですっかりチョン・ジュノに はまって、しばらくはいろいろと彼の作品を見たりしていました。
ルックスのせいがあるのか、ロマンティックコメディが似合う人ですが、『頭師父一体』の時のクールなヤクザっぷりが好きでしたね。
時々引っ張り出して、見たくなるんですよね、この映画は。

肝心のドラマの方ですが、面白かったです。
スタート時には1ケタだった視聴率がどんどん上がっていったのも納得。

ストーリーは典型的なシンデレラもの。
大スターになった19歳の時の初恋の相手と再会し、お互いに引かれあって、最後はハッピーエンド。
実にありがちですが、少し普通と違っているのはヒロインの設定でしょうか。
39歳で夫も子どももいるホン・ソニ(演じるのはチェ・ジンシル)。
夫は口先だけのはっきり言って役立たず。
でも彼女は家族を守りたいんですね。
そのためにエキストラをはじめとしていろいろな仕事に精を出し、口うるさいばかりの姑や小姑にも尽くし……。
というと健気な気がしますが、そこは立派(?)なオバサン(笑)。
19歳の頃はCMにも出演した評判の美少女だった女性も日々の決して豊かとはいえない生活の中で、見る影もなく……。

一方、彼女の初恋の相手 チャン・ドンチョルは本来の年齢を詐称し、名前も変え、32歳のソン・ジェビンというビッグスターになっています。
このソン・ジェビンの魅力がこのドラマの一番のポイントでしょうね。
怒ったり笑ったり、逆に感情を抑え込んだり、チョン・ジュノは演じるのがかなり大変だったようですが、それもさもありなん。
ドラマの中でも何度もソニに言われていましたが、子どもっぽいんです、この人。
ですが、だからこそ、欲しいものは欲しいと周囲を気にせず、自分の気持ちだけで突っ走れてしまうんでしょうね。
とにかく感情がダイレクトに表現されて、面白い人です。
勿論、かなり子どもっぽい彼ですが、男気には溢れ(すぎ)ているので、ソニを守ろうという気持ちは非常に強いです。
ただ、この人、全然 後先考えない(笑)。
考えなくても兄のドンファが何とかしてくれたんだろうな、これまで……。
後先考えないのはソニも似たようなものだったりしますが。

そしてその後先考えない彼の尻拭いをし続けているのが彼の兄であり所属事務所の社長でもあるチャン・ドンファ。
ソン・ジェビンという虚飾のスターを作り上げたのが彼なのですね。
このお兄さん役をチョン・ウンインが演じているので、チョン・ジュノと並ぶシーンでは何度も『頭師父一体』が浮かんでしまいました(笑)。
彼らの家で住み込みの家政婦さんとなったソニにこの兄も惹かれていきます。
後半、兄の気持ちに気づいたドンチョルとの緊張感溢れる三角関係もなかなかの見物。

いろいろと印象的なシーンや台詞も多かったですね。
例えば8話のラスト。
ソニは夫に騙されて偽装離婚(だと思っているのはソニだけ)するのですが、その夫と同じ名前が記された婚約式の招待状をドンファの部屋で偶然見つけてしまいます。
彼女はそれが自分の夫でないことを確かめに会場にやって来るのですが、その会場ではソン・ジェビン(ドンチョル)の主演映画の記者会見も行われていました。
そこで彼女を見かけたドンチョルは会見も放り出して彼女の後を追い、彼女を止めようとするのですね。
ドンチョルはソニの元夫がどんな人間か、既に知っていましたから。
婚約式の会場の前、元夫らしき声を聞いた彼女はそちらをふり返ろうとするのですが、ドンチョルは「見るな」と彼女を抱きしめます。
公衆の面前で大スターが女性を抱きしめているわけですから、当然、彼の後を追ってきていた記者たちの格好の餌食となるわけです。
彼女を傷つけたくなくて、傷ついた彼女を見たくなくて、思わず抱きしめてみたは いいのですが、ドンチョルはその後のことは何も考えてないんですよね。
周りを記者たちに囲まれて、写真を撮られて、自分の胸に顔を埋めたソニをカメラから遮るので精一杯。
切羽詰まった表情を浮かべる彼ですが、その時、人びとの中に兄の姿を見つけ「ヒョン」と小さく声を出します。
そしてドンファが自分のスーツの上着を彼女の頭からかぶせて、2人で彼女を守るようにしながら、その場から立ち去るのですが、この時のチョン・ジュノの表情の変化がとても印象的だったんです。
いくら引き止めても行こうとするソニへの苛立ちと何が何でも止めなきゃという思い、彼女を抱きしめた時の強い表情、切羽詰まった様子、そしてドンファに向ける表情、とにかくいろいろな感情が彼の顔に浮かんでは消えていました。
チョン・ジュノについては、彼自身が演技にあまり自信がないような発言をしたりしているようで、演技力を疑問視する人もいらっしゃいますが、私はかなり繊細な演技をする人だと思っています。
このドラマでもわずかな表情の変化でドンチョルのさまざまな感情を伝えてくれていて、演技力も充分だと思うんですけど。

KNTVでの放送が決まっているので、あまりネタバレもよくないかと思いますが、とにかくハッピーエンドで見ていて気持ちいいドラマでした。
嫌な人がソニの元夫以外、特にいなかったのも良かったのかも。
ソニの夫は嫌な奴でないと困るので、これも納得できます。
どうしようもない男だからこそ、ソニが求めていたのが彼の愛情ではなく、幸せな家族なんだと思えましたから。
でないと、いつまでもこの元夫に固執する彼女に感情移入するのは難しかったと思います。

ちなみに、ドラマを見ている限りにおいてはチョン・ジュノのドンチョルの魅力に参っていましたが、もしもソニの立場なら、私はドンファを選びそうです(笑)。
常に紳士的で、自制が効いていて、それでいて暖かい人柄のドンファも非常に魅力的でした。

勿論、ツッコミどころはたくさんありますし、ご都合主義的であったり、ソニやドンチョルの行動に首を傾げてしまう部分もあったりするのですが、大人のお伽噺として、実に楽しめるドラマだったと思います。

mbcオフィシャルサイト
  http://www.imbc.com/broad/tv/drama/lastscandal/index.html
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