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今日、Cheap Trickの “ RockFord” と一緒に到着したLeppsのアルバム、“ YEAH!”。
ファンの間では否定的な感想も多かったのですが、私はかなり気に入りました。

カヴァーアルバムということで、オリジナルではないですが、そこかしこに感じられるLeppsらしさ。
彼らのルーツとなる70年代のイギリス、ロックシーンの名曲が次々登場してきます。
改めて、この頃の曲の完成度や音楽的な魅力に感心してしまいました。

ただ含まれる楽曲は、決して誰もが知ってる、それぞれのアーティストの代表曲ではなかったりするんですよね。
このあたり、彼ららしい選曲だなと思います。

日本版のみのボーナストラックも含めて全16曲。
さすがに知らない曲もいくつかありました。
でもどの曲も、Leppsらしいんですよね。
彼らの音楽的なバックボーンがこれらの楽曲にあるということが、ダイレクトに伝わってくると言うべきなのかもしれません。
オリジナルアルバムと同じくらい、Leppsらしい音楽満載で、楽しめるアルバムでした。

Amazon.comでは試聴ができますね。30秒ですけど。
 http://www.amazon.com/Yeah-Def-Leppard/dp/B000FC2HT0

Cheapを聴いた後にこちらを聴くと、Leppsらしい音の厚みをより強く感じたりしました(笑)。

Leppsと言えば、4枚目のアルバム “Hysteria” で6曲ものシングルヒットを生み出し、このアルバム自体が、現在までに軽く1000万枚以上のセールスを記録していたりするバンドなんですね。
3枚目のアルバム “Pyromania” が、当時、マイケル・ジャクソンのアルバム“スリラー”に次ぐ2位を記録し、アメリカで大ヒットしたことも有名な話。
こう聞くと、とても幸運なバンドに思えたりもするのですが、Leppsについては、このようなセールスの好調さと併せて、よく言われるのが「不幸続き」だということ。

“Pyromania” の大ヒット後、ドラムスのRick Allenが交通事故で左腕を肩から切断。
ですが、バンドは片腕でも叩けるドラムセットを用意し、Rickの回復を待ち続けました。
Leppsの特徴の1つが、この結束の固さにあります。
そしてRickの努力により、彼はバンドに復帰。
そしてようやく “Hysteria” がリリースされ、大ヒット。
この時、日本にもツアーで来日しましたが、当時、某全国紙に「片腕のドラマー 友情で復活」とか何とかという、ファンが引いてしまうような、お涙頂戴話が載ったりもしました。
彼自身も、片腕であることを特に隠そうともしませんが、逆に、それを売りにもしていないので、こういう取り上げられ方には戸惑ってしまったものです。

“Hysteria” の驚くような大ヒットで、次のアルバムも……と期待したところに飛び込んできたのが、バンドのメインのソングライターでもあったギタリスト、Steve “steamin'”Clarkの急死でした。
以前にも書きましたが、Leppsで最も愛したのがこのステミンさんだった私は、当時、その一報にかなりショックを受けたものです。

その後、ステミンさんに替わるギタリストとして、新たにVivian Campbellが参加。
そして現在に至るわけですが、どうしてもヴィヴのいるLeppsには馴染みきれないものがあります。
Vivian Campbellという人は、Leppsに入る以前から既に十分有名なギタリストで、よく知っていたので、余計にそう思うのかもしれませんね。
全く無名の人なら、違っていたのかも。

ですが、いずれにしてもステミンさんのいないLeppsは、Leppsなんだけど、ちょっと違う…。
ステミンさんの書く曲が好きだったのも、今のLeppsに少しばかり距離を感じてしまう一因になっている部分があるのかもしれません。
とは言うものの、やっぱりLeppsはLeppsでもあるんですね。
結局、彼らから離れてしまうことはできずにいます。

そういえば、ステミンさんが健在だった頃のライブの映像、彼が亡くなってから1度も見ていないことに気づきました。
やっぱり見られないんですね……。
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