6000回目の『痴心絶對』

７月29日に行われた李聖傑のコンサート。
このコンサートで、彼が歌った『痴心絶對』の回数が
6000回を超えたそうです。

聖傑自身が、コンサートの宣伝のために出演した番組で、
「今度のコンサートで6000回目になるんだ」と話していたんですが、
この6000回という回数は感慨深いものがあります。

聖傑は２作目のアルバム『痴心絶對』が出た後、
すぐにヒットに繋がったわけでもなく、レーベルも潰れたりで、
結構、大変な思いをしてきたんですよね。
大学でテニスのコーチをやっていたり、水泳のコーチもやったことが
あったりする彼。
歌をやめてしまおうかと思ったこともあったそうなんです。
そして彼が秘かに決意していたというのが
「『痴心絶對』を6000回歌っても、それでも次のアルバムを出すチャンスに
　恵まれなかったら、その時はもう歌はやめよう」
ということ。

結局は5000回を超えたところで今の滚石唱片と契約して、
とんとん拍子に前作の『絶對痴心〜手放開』がリリースされたわけですが。
なぜ6000回だったのかはわかりませんが、そんなことがあっただけに、
この6000回という数は彼にとっても、特別なものがあったと思います。

しかも、彼が望んでいた規模の大きなコンサートの場で、
6000回目の『痴心絶對』を歌えたわけですから、
きっと感無量だったでしょうね。
来てくださったお客さんを楽しませようと、ダンスに挑戦したり、
一生懸命に良いものを見せようとする姿も、とても印象的で、
またまた惚れ直しました（笑）。

４枚目のアルバムも評判は上々のようですが、これからの音楽活動が
順調であることを願わずにいられません。
心が揺さぶられる、そんな良い歌をこれからもたくさん
聴かせてもらいたいです。