『18,29』原作

少しずつ読んでいた『18,29』の原作も読了。

ドラマと全然違う展開で、また違う意味で楽しめました。
ストーリーもですが、サンヨンのキャラクターが全然違うんですね。

原作のサンヨンは、ルックスの良さと、演技力の確かさと、
そして性格の悪さ（笑）で有名な人でした。
ドラマのサンヨンは、結構いい人だったのですけどね。
共演者と殴り合ったり、なかなか過激な人物で、面白かったです。

ストーリー的には、原作のほうが自然かなという印象。
ドラマも好きなんですが。
とにかく、純粋に小説としても楽しめる作品でした。

次の通勤のお供は日本語のミステリかな。

▲

ダ・ヴィンチ コード

映画の公開もあって、またすごい勢いで売れてるらしいですね、
『ダ・ヴィンチ コード』の原作本。

私は大抵、“ベストセラー”とは相性が悪いので（笑）、
ほとんどベストセラーになっている本は買わないんですが
これは一応、買ってみまして、読んでみました。

が………、やっぱり“ベストセラー”と相性が悪いと実感（笑）。
面白くないわけではないんでしょうが、あまり惹かれませんでしたね。
フィクションとはいえ、ある程度、リアルな事実を踏まえた物語として読めば、
もっとスリリングなのかもしれませんが、著者の思惑はともかく、
私にとってはただの“トンデモ本”に過ぎない内容で
この手の歴史ミステリなら、日本の作家さんで
もっと面白いと思った本がたくさんあります。
しばらく前に読んだ高橋克彦さんの『ゴッホ殺人事件』の方が余程
フィクションとしての出来も含めて、私は好きでした。

ハリウッドものの映画には全然、食指が動かないので
映画を観に行くつもりは、もともと全くありませんでしたが……。

大体、文庫を三分冊にするのを止めて欲しかったです（笑）。
いろいろな人がいらっしゃるんでしょうが、私は本は
活字が思いっ切り詰まってるのが好きなんですよね。
しかも二段組とかだったら、それだけで嬉しい（笑）。
この「ダ・ヴィンチコード」なら１冊に収めることも出来たでしょうに。
とにかく、改めて、自分がメジャーな動きには乗れない人間だと
実感してしまいました。

▲

Newton

雑誌というものをあまり買わない方なのですが、好きな雑誌の一つが『Newton』。

これまでは毎月買っているわけではなく、本屋さんに行って、見かけたら買うという状態だったんですが、とうとう、先日、定期購読に踏み切りました（笑）。
最近は、ばたばた慌ただしくて、ゆっくり本屋さんをうろつく暇もなく、結果、かなり面白そうな特集を買い逃していたことに気づいてしまったんです…。
残念……。

たまたま電車の中の吊り広告で見かけた今月の特集は「電子顕微鏡でたどる体内ミクロツアー」。
血を見るのが苦手で、「人体の不思議展」などはパンフレットを見ただけで気持ち悪くなってたんですが、電顕の写真なら全然問題なし。



血管壁をすり抜ける好中球とか、面白いものがたくさんありました。
動植物を問わず、生物って本当に見事に出来上がっているんだなぁ〜なんて、平凡ですが、それを実感しました。

仕事の関係もあって、脳とか神経繊維などには非常に興味があるんですが、有髄繊維やランビエ絞輪、無髄繊維などなど、本当に興味深かったです。

そして何より、とても美しい。
ミトコンドリアなど、とにかくどの細胞も、組織も、とても美しい造型を持っていて、見ているだけで溜息が出そうでした。

そして、気づいてみれば『脳と心のしくみ』なんていう面白そうなムック本まで出ているし。
『知られざる伝説の世界』というのも面白そう…。
興味は尽きませんね。

▲