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相変わらず、頑張って読んでます『神鵰俠侶』。
新修版になって、かなり変わっている部分があるんですね。
「こんなシーン、無かったよなぁ」と手元にある翻訳されたものを引っ張り出して、
見比べてみたりしています。

過兒と小龍女のシーン、特に過兒が知らず知らずの間に彼女に魅かれていることが
いくつかのシーンで描かれていて、また、その過兒の気持ちに対して
やや戸惑いを覚えている小龍女の心の機微もわかりやすく描かれています。
オリジナルでは、やや唐突に思えた過兒の気持ちの変化も、これならわかりやすい。
やはりオリジナルよりもずっと面白くなっています。

ただ、1つだけ、オリジナルの方がわかりやすかったかも、と思うのが
瀕死の小龍女に殺されそうになった過兒が、死ぬのは嫌だからと
彼女を置いて逃げ出すシーン。
これが今回の新修版では、一度は逃げようと思ったものの、
彼女を置いていくことができず、結局は薬を手に入れるために
小龍女を置いて古墓を出る、というストーリーに変わっていること。
過兒の気性を考えたら、彼女を置いて逃げ出すのはおかしい、
という批判を受けて、金庸が手直しをしたもののようですが
私としては、むしろ過兒の気性を考えたら、「生きたい」と
彼女を置いて逃げ出したものの、彼女のことが心配でならず
結局、戻ってくるというオリジナル版の方がありそうな話に思えるんですね。
殺されるのは嫌、生きていたい、そう本能的に思いながらも
殺されるリスクを考えても、小龍女を見捨てられない、その方が良かったのになぁ
などと思いながら、この辺りを読み進めています。

ようやくそろそろ古墓を出て、ストーリーが大きく動き出すところです。
それにしても、本当に面白いですね、金庸作品。
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